NHL 北京五輪に選手派遣取りやめ オミクロン株拡大が原因

NHL=北米プロアイスホッケーリーグは来年の北京オリンピックに選手を派遣しないことを決めました。アメリカでは新たな変異ウイルス、オミクロン株の拡大に伴い新型コロナの感染が再び拡大していて、リーグ戦の中止が相次いでいることが原因だとしています。

これはNHLが22日、発表しました。

それによりますと、新型コロナの再拡大でこれまでにレギュラーシーズンがあわせて50試合中止になっていることから、オリンピックにあわせて予定していたシーズンの中断期間も試合を行う必要があり、北京オリンピックでの選手の派遣を取りやめるということです。

NHLは前回のピョンチャン大会でも選手を派遣していませんが、その後の労使協定の改定で北京オリンピックには選手を派遣する予定でした。

派遣の中止に伴って強豪国のカナダやアメリカ、それにヨーロッパの多くで代表チームの編成に大きな影響が出ると見られます。

アメリカでは新たな変異ウイルス、オミクロン株の拡大に伴いNHLと同じくシーズン中のNBA=アメリカプロバスケットボールやNFL=アメリカプロフットボールリーグでもリーグ戦の中止が相次いでいます。