日本と台湾の同性カップル 台湾での婚姻届の受理求め提訴

同性婚が合法化されている台湾で、国籍を理由に婚姻届が受理されなかった日本と台湾の同性カップルが、処分を取り消し、結婚を認めるよう求める訴えを、23日、台湾の裁判所に起こしました。

訴えを起こしたのは、台湾南部に住む男性どうしのカップル、有吉英三郎さん(42)と盧盈任さん(34)です。

台湾では2019年にアジアで初めて、同性婚を認める法律が施行されました。

ただ、日本など同性婚が合法化されていない国の人とは結婚が認められておらず、有吉さんたちが台湾の自治体に提出した婚姻届は受理されませんでした。

これについて有吉さんたちは、同性婚が認められていない日本の法律を台湾に適用するべきでないなどとして、処分を取り消し、自治体に婚姻届を受理するよう求める訴えを、23日、台湾の裁判所に起こしました。

支援する弁護士によりますと、日本人が台湾でこうした訴えを起こすのは初めてだということです。

有吉さんは「日本にいるときは同性婚が認められず、結婚を諦めざるをえなかった。台湾ではパートナーと結婚するという夢を実現したい」と話していました。

性的マイノリティーの支援に取り組む専門家は「訴えが認められれば、同性婚をした日本人の配偶者が日本に来たとたんに配偶者として認められなくなるといったケースが出てくる」などと指摘し、日本での同性婚の議論に影響する可能性もあるとしています。