フィギュア全日本選手権【1日目 結果】北京五輪代表選考会

来年2月に開かれる北京オリンピックの代表選考を兼ねたフィギュアスケートの全日本選手権がさいたま市の「さいたまスーパーアリーナ」で開幕しました。
アイスダンス前半のリズムダンスでは、大会4連覇を目指す小松原美里選手と夫の尊選手のカップルがトップに立ちました。女子シングル前半のショートプログラムでは3年ぶりの優勝を目指す坂本花織選手がトップに立ちました。
各種目の結果をお伝えします。

【女子シングル ショートプログラム 結果】

3年ぶりの優勝を目指す坂本花織選手は3つのジャンプをすべて決めるなど大きなミスのない演技で自己ベストの79.23をマークしトップに立ちました。2位は樋口新葉選手、3位は河辺愛菜選手でした。
1位:坂本花織 得点79.23(技術点42.97、演技構成点36.26)Q
2位:樋口新葉 得点74.66(技術点40.34、演技構成点34.32)Q
3位:河辺愛菜 得点74.27(技術点42.93、演技構成点31.34)Q
4位:宮原知子 得点73.76(技術点37.59、演技構成点36.17)Q
5位:三原舞依 得点73.66(技術点40.35、演技構成点33.31)Q
6位:松生理乃 得点72.31(技術点40.16、演技構成点32.15)Q
7位:住吉りをん 得点67.39(技術点38.11、演技構成点29.28)Q
8位:渡辺倫果 得点65.07(技術点37.15、演技構成点27.92)Q
9位:千葉百音 得点64.41(技術点37.33、演技構成点27.08)Q
10位:田中梓沙 得点63.92(技術点35.78、演技構成点28.14)Q
11位:柴山歩 得点62.48(技術点37.11、演技構成点25.37)Q
12位:山下真瑚 得点61.84(技術点31.87、演技構成点29.97)Q
13位:吉田陽菜 得点61.35(技術点35.38、演技構成点26.97、減点1.00)Q
14位:横井ゆは菜 得点59.84(技術点30.38、演技構成点29.46)Q
15位:佐藤伊吹 得点59.38(技術点34.50、演技構成点24.88)Q
16位:竹野比奈 得点59.33(技術点33.18、演技構成点26.15)Q
17位:松原星 得点59.13(技術点34.19、演技構成点24.94)Q
18位:浦松千聖 得点58.41(技術点32.85、演技構成点25.56)Q
19位:竹野仁奈 得点58.36(技術点33.59、演技構成点24.77)Q
20位 荒木菜那 得点57.11(技術点30.08、演技構成点27.03)Q
21位:白岩優奈 得点56.93(技術点28.81、演技構成点29.12、減点1.00)Q
22位:籠谷歩未 得点55.80(技術点:32.23、演技構成点:23.57)Q
23位:本田真凜 得点55.73(技術点27.49、演技構成点28.24)Q
24位:大庭雅 得点55.69(技術点29.43、演技構成点26.26)Q
25位:野口望々花 得点55.36(技術点31.94、演技構成点23.42)
26位:三宅咲綺 得点53.50(技術点27.33、演技構成点26.17)
27位:中井亜美 得点52.65(技術点29.40、演技構成点23.25)
28位:森下実咲 得点48.37(技術点23.86、演技構成点24.51)
29位:新田谷凜 得点47.21(技術点22.24、演技構成点25.97、減点1.00)
30位:青木祐奈 得点46.90(技術点21.85、演技構成点27.05、減点2.00)
(※Q:フリーに進出できる上位24人)

【アイスダンス リズムダンス結果】

リズムダンスでは全日本選手権4連覇を目指す小松原美里選手と尊選手のカップルが伸びやかな演技で68.16をマークしトップに立ちました。
村元哉中選手と高橋大輔選手のカップルは演技途中で転倒などがあり得点は63.35にとどまりました。演技の途中で転倒した高橋選手は得点の発表を待つ間、「練習でもミスしたことないのに」と悔しそうな様子でした。
1位:小松原美里・小松原尊 得点68.16(技術点37.40、演技構成点30.76)
2位:村元哉中・高橋大輔 得点63.35(技術点33.67、演技構成点31.68、減点2.00)
3位:平山姫里有・立野在 得点58.93(技術点35.21、演技構成点23.72)
4位:高浪歩未・西山真瑚 得点58.10(技術点34.46、演技構成点23.64)

<大会初日の見どころ>

【アイスダンス リズムダンス】
先月のNHK杯で日本選手どうしのカップルとして最高得点をマークした、結成2年目の村元哉中選手と高橋大輔選手。オフの間に演技と滑りを大幅に見直し、相手と息を合わせた動きや、2人で合わせて片足のターンをするツイズルをレベルアップさせたほか、相手を持ち上げるリフトも高橋選手の精力的な筋力トレーニングなどで、高い得点をマークできるようになりました。去年の全日本選手権では2位。カップルとして初めてのオリンピック代表をねらいます。
小松原美里選手と尊選手のカップルは大会4連覇を目指します。先月のNHK杯は村元選手と高橋選手のカップルに遅れを取りましたが、今大会では経験豊富な2人の巻き返しが期待されます。
【女子シングル ショートプログラム】
女子シングルは大会2連覇中の日本のエース、紀平梨花選手が欠場したことで、熾烈(しれつ)な争いが予想されます。
3大会ぶりの優勝を目指す坂本花織選手は、先月のNHK杯では3回転ジャンプやスピンやステップなどを高い精度で決めて、大会2連覇を達成。22日の会見では、日本の女子選手で唯一、出場するはずだった今月のグランプリファイナルが中止になったことで、調整にやや狂いが生じたと打ち明けましたが、練習では入念にジャンプの感覚を確かめていました。
このほか、同じく2大会連続のオリンピック出場ねらう宮原知子選手や、3年前の世界選手権で銀メダルの樋口新葉選手、それにNHK杯で2位に入った河辺愛菜選手などが3つの代表枠を争います。

北京オリンピックの代表選考基準

来年2月に行われる北京オリンピックのフィギュアスケートの日本の代表枠は、男女のシングルがそれぞれ3枠、ペアとアイスダンスはそれぞれ1枠です。
このうちペアは、三浦璃来選手と木原龍一選手のペアがすでに代表に内定しています。カナダに練習拠点を置く三浦選手と木原選手のペアは、新型コロナウイルスの水際対策が強化されたことから、日本との行き来が難しいため、今シーズンのグランプリシリーズで2回、表彰台に上がっている実績を評価して代表に内定しました。

【男女シングル 代表選考基準】
1:全日本選手権優勝者を選考。
2:以下のいずれかを満たす者から総合的に判断して1名選考。
A 全日本選手権2位、3位の選手
B ISU(=国際スケート連盟)グランプリファイナル出場権獲得者(男子:鍵山優真選手・宇野昌磨選手、女子:坂本花織選手)
C 全日本選手権終了時点でのISUシーズンベストスコア上位3名(男子:宇野選手・鍵山選手・佐藤駿選手、女子:坂本選手・三原舞依選手・宮原知子選手)
3:以下のいずれかを満たす者から総合的に判断し、1、2で選考された選手を含め
3名に達するまで選考。
A 2のA、B、Cに該当し、2の選考から漏れた選手
B 全日本選手権終了時点でのISUワールドスタンディング上位3名
C 全日本選手権終了時点でのISUシーズンワールドランキング上位3名
D 全日本選手権までに派遣した国際競技会、および(日本スケート連盟の)強化部が指定した国内競技会におけるシーズンベストテクニカルスコア上位2名

【アイスダンス】
以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。
A 全日本選手権最上位組
B 全日本選手権終了時点でのISUワールドスタンディング最上位組(小松原美里選手・小松原尊選手組)
C 全日本選手権終了時点でのISUシーズンワールドランキング最上位組(村元哉中選手・高橋大輔選手組)
D 全日本選手権終了時点でのISUシーズンベストスコアの最上位組(村元選手・高橋選手組)

※最終選考会である全日本選手権への参加は必須。ただし、過去に世界選手権で3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむをえない理由で全日本選手権へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、大会時の状態を見通しつつ、選考することがある。