東京都 コロナ自宅療養者の健康観察 センターの体制強化へ

東京都は新型コロナの新しい変異ウイルス、オミクロン株の感染拡大に備え、自宅で療養する人に健康観察などを行うフォローアップセンターの体制などを強化します。

オミクロン株による感染拡大に備えて、東京都は発熱がある人で、かかりつけ医のいない人などの相談に応じる「発熱相談センター」の回線を今の70回線から100回線に拡大します。

また自宅で療養する人の健康観察などを行うフォローアップセンターでは、対応する看護師や保健師などを現在の150人体制から250人に増やします。

自宅療養をめぐっては、爆発的に感染が拡大した第5波でフォローアップの電話がつながりにくいなどの問題が起きました。

さらに都は保健所の負担を軽減するため、自宅療養者への健康観察を、保健所に代わって医療機関が行う体制をとることになりました。

また感染が拡大した場合は、すぐに入院できない人を一時的に医療機関で受け入れる施設で、現在は休止している「入院待機ステーション」46床を再開します。

さらに酸素投与などを行う「酸素・医療提供ステーション」も、感染が拡大した場合、現在の110床から270床まで速やかに拡充するとしています。

このほか無症状や軽症の感染者が速やかに宿泊療養施設に入ることができるようにするため、保健所を通さずに直接、申し込みができる電話番号、03-5320-5997を設置しています。