気象庁 アメダス観測点103か所で風向風速計に不具合 異常値も

気象庁のアメダス観測点のうち、103か所で風向や風速の観測データが実際よりも強くなるなど、異常な値となるおそれがあることがわかりました。ソフトウェアの不具合が原因とみられ、気象庁はデータを利用する際には、注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、ことし10月末から全国15のアメダスの観測点で、風速の観測データが実際よりも強くなったり、同じ値が続いたりする不具合が相次いでいます。

このうち、発達した低気圧が北日本に近づいた今月13日には、北海道の神恵内村で、北海道として観測史上最大クラスの最大瞬間風速57.1メートルが計測されましたが、前後の時間帯の状況などから、数値は誤りだとして取り消されました。

不具合は、いずれも今年度に設置された、センサーで風を感知する超音波式の風向風速計で、機器のソフトウェアの不具合が原因とみられるということです。

同じタイプの風向風速計は、全国43都道府県の103か所に設置されていて、気象庁のホームページのほか、気象会社や報道機関などに配信される風向や風速データに、異常な値が表示されるおそれがあるということです。

気象庁は、1月までにソフトウェアの改修を終えるなどする予定で、それまでの間は監視体制を強化し、異常なデータが確認された際には、速やかに修正などを行うとしています。

また、防災や気象に関する情報の発表に影響はないとしています。

気象庁は「あってはならないことで、改修を速やかに行いたい。一時的に風速などのデータに修正や欠測が出るおそれがあり、利用の際は注意してほしい」と呼びかけています。

風向風速計のデータに不具合があるアメダス一覧

※気象庁の観測地点名
〈北海道〉16か所
▽礼文▽沓形▽名寄▽富良野▽幾寅▽滝川▽神恵内▽興部▽羅臼▽陸別▽ぬかびら源泉郷▽本別▽日高門別▽静内▽木古内▽奥尻

〈青森県〉3か所
▽市浦▽五所川原▽三戸

〈秋田県〉1か所
▽鷹巣

〈岩手県〉3か所
▽久慈▽岩泉▽湯田

〈山形県〉3か所
▽飛島▽尾花沢▽米沢

〈福島県〉4か所
▽猪苗代▽郡山▽南郷▽東白川

〈茨城県〉2か所
▽北茨城▽鉾田

〈栃木県〉2か所
▽黒磯▽大田原

〈群馬県〉2か所
▽藤原▽沼田

〈埼玉県〉2か所
▽さいたま▽越谷

〈東京都〉1か所
▽小河内

〈千葉県〉2か所
▽佐倉▽鴨川

〈神奈川県〉2か所
▽辻堂▽小田原

〈長野県〉2か所
▽飯山▽開田高原

〈山梨県〉2か所
▽大月▽南部

〈新潟県〉2か所
▽村上▽大潟

〈静岡県〉2か所
▽菊川牧之原▽松崎

〈愛知県〉2か所
▽豊田▽豊橋

〈岐阜県〉2か所
▽長滝▽樽見

〈三重県〉2か所
▽桑名▽紀伊長島

〈富山県〉1か所
▽八尾

〈石川県〉2か所
▽珠洲▽羽咋

〈福井県〉1か所
▽越廼

〈滋賀県〉1か所
▽南小松

〈京都府〉2か所
▽福知山▽京田辺

〈大阪府〉3か所
▽能勢▽枚方▽堺

〈兵庫県〉2か所
▽兎和野高原▽郡家

〈奈良県〉2か所
▽針▽五條

〈和歌山県〉2か所
▽龍神▽栗栖川

〈岡山県〉3か所
▽上長田▽千屋▽玉野

〈広島県〉2か所
▽大朝▽加計

〈島根県〉2か所
▽川本▽益田

〈鳥取県〉2か所
▽青谷▽智頭

〈山口県〉3か所
▽広瀬▽岩国▽玖珂

〈徳島県〉1か所
▽穴吹

〈香川県〉2か所
▽内海▽引田

〈高知県〉2か所
▽安芸▽窪川

〈福岡県〉3か所
▽八幡▽前原▽久留米

〈長崎県〉4か所
▽有川▽島原▽口之津▽脇岬

〈佐賀県〉1か所
▽唐津

〈熊本県〉2か所
▽甲佐▽上

〈宮崎県〉1か所
▽高鍋

〈鹿児島県〉2か所
▽さつま柏原▽上中