オミクロン株 入国の68人が感染確認 濃厚接触者は全国で4309人

今月13日から19日にかけて日本に入国した68人が、新型コロナの変異ウイルス「オミクロン株」に感染していることが、新たに確認されました。

厚生労働省によりますと、オミクロン株への感染が確認されたのは、今月13日から19日にかけて羽田空港と成田空港、関西空港、それに中部空港から入国した、10歳未満から70代までの男女合わせて68人です。

アメリカ、フランス、スペイン、ナイジェリアなどに滞在歴があり、空港の検疫や待機中の宿泊施設で受けた検査で、新型コロナウイルスの陽性反応が出ていたということです。

また、関西空港の検疫所の施設でも、1人の感染が新たに確認されました。

すでに感染が確認されていた検疫所の職員と、同じ施設に勤務していたということです。

このほか、大阪府で4人、沖縄県で2人の感染が新たに確認されました。

これで、国内でオミクロン株への感染が確認された人は、合わせて160人となりました。

濃厚接触者 全国で4309人(22日午前0時)

「オミクロン株」の感染が海外からの入国者を中心に相次ぐなか、厚生労働省によりますと、同じ飛行機に乗っていて濃厚接触者とされた人は、22日午前0時時点で全国であわせて4309人となっています。

21日午前0時から25人増えています。

濃厚接触者とされた人は検疫で指定されている待機施設や、都道府県が用意する宿泊施設、それに自宅で待機して健康観察を受けているということです。

また、厚生労働省は、今回、市中感染したと見られる大阪府の3人についても、濃厚接触に該当する人の特定を進めています。