神奈川 黒岩知事 14日間施設待機 “全員受け入れは不可能”

新たな変異ウイルス「オミクロン株」への対策として21日、政府が濃厚接触者に対し、自宅ではなく宿泊施設に14日間とどまるよう要請する方針を示したことについて、神奈川県の黒岩知事は「現実的には、全員を宿泊施設で受け入れるのは不可能だ」と述べました。

神奈川県では、これまでに「オミクロン株」に感染した人の濃厚接触者が合わせて1000人となり、22日の時点で県の施設で待機している人が183人、自宅で待機している人が667人などとなっています。

こうした中、政府が21日、濃厚接触者に対し、自宅ではなく宿泊施設で14日間とどまるよう要請する方針を示したことについて、黒岩知事は「水際対策は非常に重要で国に全面的に協力する姿勢に変わりはないが、今後も濃厚接触者とされる人は増えていくだろうから、現実的には全員を宿泊施設で受け入れるのは不可能だ」と述べました。

また22日、大阪府内で「オミクロン株」の市中感染とみられる感染者が確認されたことについて「いつかはくると思っていたが、やっぱりきたかという思いだ。感染急拡大につながらないよう、しっかりみていきたい」と述べました。