年末年始を前に鉄道で不審者対応訓練 東京メトロ

鉄道の車内で乗客が襲われる事件が相次いでいることを受け、東京メトロは年末年始を前に、走行中の列車で不審者が刃物を持って暴れ、放火したという想定で対応訓練を行いました。

訓練は東京 江東区にある東京メトロの施設で、実際に列車を動かしながら、警察や消防も参加して行われました。

男が車内で刃物を振り回し、油をまいて火をつけたという想定で、乗客が非常通報装置のボタンを押して車掌に異常を知らせ、運転士は安全な避難を考え、最寄りの駅まで列車を走らせました。

非常ブレーキが操作されたことで、駅に着いた列車はホームドアからずれた場所で停車しましたが、駅員たちはドアを開けて乗客を誘導し、避難を急ぐよう呼びかけていました。

一方、不審者の男は駆けつけた警察官に取り押さえられ、消防隊員は消火活動やけが人の救助に当たりました。

相次ぐ事件を受け、東京メトロは車内の巡回などを行っていますが、年末年始は混雑も予想されることから、対応を強化していくということです。

東京メトロ安全・技術部の木暮敏昭次長は「年末年始は想定外の事態も起きうるので、関係機関で連携しながら警戒警備を強化していきたい」と話していました。