“太陽が生まれ変わる” 冬至にコロナ収束願う 沖縄 うるま

冬至の日に生まれ変わると言い伝えられる太陽を拝み、新型コロナの収束や来る年の平穏を願う催しが沖縄県うるま市で開かれました。

これは、沖縄に古くから伝わる歌を研究しているグループが企画し、うるま市の「あまわりパーク」には、100人余りの市民が集まりました。

沖縄には冬至の日に太陽が生まれ変わり、若太陽になるという言い伝えがあります。

22日朝はあいにくの雨でしたが、催しでは神女にふんした女性や、勝連城の城主、阿麻和利にふんした中村市長などが日の出の方角に向かって手を合わせ、来る年の平穏を願っていました。

このあと、呼びかけに応じた市民およそ60人が、祝い事の幕開けに欠かせない「かぎやで風」を披露しました。

催しを企画したうるま古謡研究会の宮城葉子さんは「雨で残念でしたが、コロナ禍の疲弊を吹き飛ばして皆で元気になろうという思いで取り組みました」と話していました。

参加した76歳の男性は「来年はコロナのない、いい年になることを願っています」と話していました。