小児がん経験した小学生ら 入院中の子どもにXマスプレゼント

クリスマスを病院で過ごす入院中の子どもたちを励まそうと、小児がんを経験した小学生や大学生が一足早くクリスマスのプレゼントを東京 世田谷区の病院に届ける取り組みを行いました。

この取り組みに参加したのは、横浜市の小学6年生、湊元紗彩さんと甲府市の小学5年生、宮崎里英さん、それに横浜市の大学1年生、祐谷幸樹さんの3人です。

3人はいずれも小児がんを経験し、今も東京 世田谷区の国立成育医療研究センターに通院しながら治療を続けています。

今回の取り組みを行っている、小児がんの子どもや家族を支援する団体「みんなのレモネードの会」を通じて親しくなった仲間どうしです。

このうち湊元さんは、3歳の時に小児脳腫瘍の診断を受け、腫瘍を取り除くためにこれまでに受けた手術は9回に及びます。

湊元さんが今回の取り組みに参加するのは、去年に続いて3回目です。

しかし、これまでと違うのは、ことし1月、湊元さん自身が手術のため入院し、新型コロナウイルスの影響で家族との面会に制限のある状況を経験したことでした。

当時は、1日の面会が保護者1人のみで時間も3時間に限られ、心細い思いをしたといいます。

その時の経験をもとに、湊元さんは、今は緩和されたとはいえ面会の制限が続く子どもたちへのメッセージを考えました。

そうしてプレゼントのカードに書き添えたのが「私も成育で治りょうをがんばっているよ。一人じゃないよ 仲間がいるよ。一緒に乗り越えようね」というメッセージでした。

12月16日、湊元さんたち3人は、国立成育医療研究センターを訪れ、メッセージカードとともにアニメのDVDや絵本などが入ったプレゼントを医師に託しました。

この病院では、感染対策のため、外部からの贈り物は原則できませんが、今回の取り組みは特別に許可を得て行われたということです。

受け取った清谷知賀子医師は「プレゼントをいただけてうれしいです。入院中の子どもたちの支えになると思います」と話していました。

湊元紗彩さんは「コロナの影響で面会制限などがあって、入院中の子どもたちは我慢していることもあると思う。少しでも元気とパワーを届けられたらうれしいです」と話していました。