WHO 米ノババックス社製ワクチンを緊急使用リストに追加

WHO=世界保健機関は、アメリカの製薬会社ノババックスが開発、製造する新型コロナウイルスのワクチンを緊急使用のリストに加えました。

途上国などへの分配の加速につながることが期待されています。

WHOは21日、アメリカの製薬会社ノババックスが開発、製造する新型コロナウイルスのワクチンを緊急使用のリストに加えたと発表しました。

同じワクチンでインドの大手製薬会社が製造するものは、今月17日に緊急使用のリストに加えられています。

このワクチンは、WHOなどが主導するワクチンの開発や分配の枠組み「COVAXファシリティ」の支援を受けて開発され、通常の冷蔵庫で保存できることから途上国などへの分配に適しているとされています。

これまでのCOVAXを通じたワクチンの分配は、合わせておよそ7億9000万回分で、年内におよそ20億回分としていた当初の計画を大幅に下回っていて今回、新たなワクチンがリストに加えられたことで、COVAXを通じた途上国などへの分配の加速につながることが期待されています。