「ドバイ万博」 日本館すし店 従業員10人が新型コロナ感染

UAE=アラブ首長国連邦で開かれている「ドバイ万博」で、日本のパビリオンに併設されたすし店の従業員10人が新型コロナウイルスに感染し、すし店は安全が確認されるまで営業を取りやめることになりました。

経済産業省は21日、「ドバイ万博」の日本のパビリオンに併設された、回転ずし店「スシロー」で、従業員10人が新型コロナウイルスに感染したと発表しました。

今月中旬に体調不良を訴えた従業員1人に陽性反応が出たため、40人余りの従業員全員を対象に検査を行った結果、さらなる感染者が確認されたということで、店内で感染が広がったとみられています。

従業員の多くは日本人で、常に入店待ちの行列ができるなど人気を集めていましたが、おとといから営業をとりやめていて、安全が確認されるまで休業するということです。

一方、日本のパビリオンはスタッフの検査を進めながら開館を続けるということです。

「ドバイ万博」は、ことし10月の開幕からこれまでに延べ700万人余りが来場していますが、UAEでも今月、変異ウイルス、オミクロン株の感染が確認され、1日の新規感染者数も増加傾向にあるなか、一部のイベントを中止するなど感染対策の強化を迫られています。