トルコ リラ下落で経済混乱 政府が異例の預金保護策を発表

通貨リラの下落で経済の混乱が続くトルコで、エルドアン政権は21日、リラ建ての定期預金で為替の変動により損失が出た場合に政府が差額を補填する異例の預金保護策を発表しました。

トルコでは、通貨リラがドルに対してことし初めから半分の水準まで値下がりし、先月の物価の上昇率が20%を超えるインフレとなるなど経済の混乱が続いています。

こうした中、トルコの財務当局は21日、リラ建ての個人の定期預金で為替の変動により利息を上回る損失が出た場合に、政府が差額を補填する預金保護策を発表しました。

通貨の下落に歯止めをかけるのがねらいで、20日に1ドル=18リラ台の史上最安値をつけたリラは急騰し21日は1ドル=13リラ前後で推移しています。

ただ、政府の財政負担を伴う今回の異例の政策に対し、市場関係者からは、措置の持続性が不透明だという声も出ています。

また、インフレが加速する中で、中央銀行がエルドアン大統領の意向に沿う形で、ことし9月以降4回にわたって利下げを繰り返していることに、トルコ最大の経済団体が見直しを求める事態となっています。