スーパー 11月の売り上げ 食料品が堅調 3か月連続前年上回る

全国の主なスーパーの先月の売り上げは、自宅で食事をする需要が根強く、食料品の販売が堅調だったことなどから、3か月連続で去年の同じ月を上回りました。

日本チェーンストア協会の発表によりますと、先月の全国の主なスーパー1万1882店舗の売り上げは1兆868億円で、既存店どうしの比較では、去年の同じ月より2.8%増加し、3か月連続で去年を上回りました。

商品別では、食料品が自宅で食事をする需要が根強い中、総菜やアルコール商品の販売が堅調で、1.5%増加しました。

また、衣料品は、仕事や余暇などで外出する機会が増える中、ニット素材の製品をはじめ、女性用の冬物の販売が好調で1.2%増加しました。

日本チェーンストア協会の井上淳専務理事は「少しでも安いものを必要な分だけ厳選して買おうという生活防衛の意識は強い」としたうえで、今後の見通しについては「原材料価格やエネルギー価格などの上昇が、家計のさらなる重荷となる中、消費への影響が心配される」と述べました。