マレーシア洪水 日系メーカーに影響 長期化で半導体影響も懸念

マレーシアで発生した洪水のため「トヨタ自動車」の現地工場が稼働を停止するなど、日系メーカーに影響が出ています。
マレーシアには半導体関連の工場も集まっているだけに、事態が長期化する場合、世界のサプライチェーン=供給網への影響も懸念されます。

マレーシアでは、今月18日まで降り続いた大雨で洪水が発生し、現地メディアによりますと、首都クアラルンプール近郊のセランゴール州などで、少なくとも14人が死亡し、6万人以上が避難を余儀なくされています。

この洪水の影響で「トヨタ自動車」は、セランゴール州にある2つの自動車工場が今月18日から稼働を停止していることを明らかにしました。

工場は、直接の被害を受けていないということですが、周辺が浸水していることから従業員の安全を確保するためだとしています。

また「ホンダ」は、部品メーカーからの供給が滞っているため、南西部のマラッカ州にある自動車工場の操業を21日停止しているということです。

このほか、大手電機メーカーの「パナソニック」も、セランゴール州にある掃除機などを作るグループの工場が稼働を停止し、浸水した設備に問題がないか確認するのに1週間ほどかかるとしています。

今回の洪水では、港や幹線道路も被害を受け、物流に支障が出ているということで、マレーシアには半導体関連の工場も集まっているだけに、事態が長期化する場合、世界のサプライチェーンへの影響も懸念されます。