ことしの“創作四字熟語”は「七菌八起」 読み方は…

ことし一年の世相を漢字4文字で振り返る「創作四字熟語」が発表され、コロナからの復活の思いを込めた「七菌八起」(ななころなやおき)が選ばれました。

「創作四字熟語」はことし一年の世相をオリジナルの漢字4文字で表現してもらおうと、大手生命保険会社が毎年募集しているもので、ことしは2万4000点余りの応募がありました。

大阪 中央区で21日開かれた発表会では、大阪の上宮高校の書道パフォーマンス部の生徒たちが、音楽に合わせながら大きな紙に筆を使って入選作品を書き上げました。

最優秀作品に選ばれたのは北海道の38歳の男性が考えた、菌を「コロナ」と読ませた「七菌八起」(ななころなやおき)で、6波が来ても7波がきても負けずに起き上がろうという思いが込められています。
ほかにも、東京オリンピックの卓球混合ダブルスの水谷選手と伊藤選手の活躍をたたえた「二者卓逸」、ヤングケアラーと呼ばれる、介護を日常的に行う子どもたちの問題を表した「幼老介護」、ことしから始まった新しい大学入学共通テストをさした「大学新試」などが優秀作品に選ばれています。

パフォーマンスをした上宮高校1年の泉真央さんは「高校に入ってからずっとコロナ禍です。四字熟語もコロナを反映していますが、みんなで気持ちを前に向けてパフォーマンスでき、よかったです」と話していました。

主催した生命保険会社の大野勝 大阪広報センター長は「ことしもコロナに関する漢字が多く寄せられました。来年はコロナが払しょくされた一年になるといいなと思っています」と話していました。