「ダボス会議」来年1月から夏に延期 オミクロン株の感染拡大で

世界の政財界のリーダーらが年に一度スイスに集まって開かれる「ダボス会議」が、変異ウイルスのオミクロン株の感染の拡大を受け、当初予定されていた来年1月から夏に延期されることになりました。

「ダボス会議」として知られる世界経済フォーラムの年次総会は、各国政府や企業のトップらがスイス東部に集まり、さまざまなテーマを議論する場で、毎年1月に開かれるのが恒例でした。

しかし、ことし1月の会議は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で8月にシンガポールで開催することに予定が変更されたものの、結局、中止を余儀なくされました。

そして来年1月の「ダボス会議」について、主催者側は20日、変異ウイルスのオミクロン株の感染拡大のため、開催を夏に延期すると発表しました。

来年1月は、代わりにオンラインのイベントを開く予定だということです。

スイスでは、オミクロン株の影響により、WTO=世界貿易機関が先月末から開く予定だった閣僚会議も延期に追い込まれています。