オミクロン株 感染者の濃厚接触者 東京都内で1000人超える

新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」への感染が海外から入国した人を中心に相次ぐ中、同じ航空機に乗っていたとして濃厚接触者になるケースが増えていて、都内では1000人を超えました。

厚生労働省は、海外から入国した人でオミクロン株に感染していたことが分かった人と同じ航空機に乗っていた乗客を濃厚接触者と見なしています。

都によりますと、19日の時点でこのうち1002人が都内に住んでいる人や滞在している人だということです。

1002人のうち408人は都の宿泊療養施設に入ったか、今後入る予定で、そのほかの人は自宅で待機して保健所などと連絡がとれているということです。

「オミクロン株」への感染が海外から入国した人を中心に相次ぐ中、濃厚接触者になるケースが増えていて、都内で最初に確認されたのは先月30日のおよそ40人でしたが、3日前の17日時点で742人、18日時点で909人、そして、19日時点で初めて1000人を超えました。

こうした人とは別に、都の健康安全研究センターでオミクロン株の感染が確認された4人の濃厚接触者が15人いるということです。

都は引き続き、健康観察などを進めて市中で感染が広がらないか警戒することにしています。