オミクロン株 都内で新たに1人感染確認 アフリカ東部から帰国

東京都によりますと、都内で新たに40代の男性1人がオミクロン株に感染していることが確認されました。男性は、アフリカ東部から帰国していて、都は海外で感染した疑いがあるとして「国内で市中感染したケースにはあたらない」としています。

都によりますと、新たにオミクロン株の感染が確認されたのは、都内に住む40代の男性です。

男性は、アフリカ東部から12月12日に帰国しました。

到着した成田空港の検疫で行った検査では陰性だったということで、その後、都内の宿泊施設に滞在していましたが、15日に発熱や頭痛などの症状が出たということです。

このため、都の健康安全研究センターで独自のPCR検査を行ったところ、オミクロン株に感染している疑いが出て、ゲノム解析を行った結果、20日にオミクロン株の感染が確認されました。

男性は入院していて、現在は発熱しておらず、症状は軽いということです。

都は、男性は海外で感染した疑いがあるとして「国内で市中感染したケースにはあたらない」としています。

また、男性は都内の宿泊施設に滞在中、外出は最低限にとどめていたということで、男性の濃厚接触者は一緒に帰国した家族1人だということです。

この家族は、18日に新型コロナウイルスの感染が確認され、現在、入院していて、都がオミクロン株かどうか調べています。

都によりますと、今回、感染が確認された男性は、ワクチンを2回接種していましたが、家族は接種していなかったということです。

都の健康安全研究センターでオミクロン株の感染が確認されたのは、これで4人になりました。