群馬県 新型コロナ 1人のオミクロン株感染を確認 県内初

群馬県は、50代の男性1人が県内で初めて新型コロナウイルスの「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。男性は今月15日に海外から帰国し、オミクロン株に感染した人の濃厚接触者として宿泊療養施設に入っていたということで、県は市中感染ではないとしています。

群馬県によりますと、オミクロン株への感染が確認されたのは県内に住む50代の男性です。

男性は、今月15日にケニアから成田空港に帰国した際、空港の検査では陰性で症状もなかったため、公共交通機関を使わずに自宅に戻りました。

その後、同じ飛行機にオミクロン株に感染した人が乗っていたことが分かり、濃厚接触者として県内の宿泊療養施設に入っていましたが、20日、オミクロン株への感染が確認されたということです。

現在は37度台の発熱があるものの軽症で、県内の医療機関に入院しています。

ワクチンは2回接種してから2週間以上が経過していたということです。

県内でオミクロン株への感染が確認されたのは初めてです。

また、男性の家族など5人が濃厚接触者として、宿泊療養施設に入っていますが症状はないということです。

群馬県によりますと、20日午後4時の時点でオミクロン株に感染した人の濃厚接触者など合わせて21人が県内の宿泊療養施設に入所しています。

群馬県健康福祉部の歌代昌文副部長は「海外に滞在歴があり、帰国後も施設への入所など対策がとれているので市中感染ではない。ワクチンを接種済みであっても引き続き、感染対策を徹底してほしい」と話しています。