米 コロナ感染 再拡大 NBA・NFL・NHL 試合中止相次ぐ

アメリカで新たな変異ウイルス、オミクロン株の拡大に警戒が高まる中、NBA=アメリカプロバスケットボールは、渡邊雄太選手が出場を予定していた試合など、5つの試合の中止を発表しました。NFL=アメリカプロフットボールリーグや、NHL=北米プロアイスホッケーリーグでも中止が相次ぐなど、感染の再拡大の影響が広がっています。

NBAは19日、複数のチームの選手が新型コロナウイルスの感染防止規定の対象になったとして、21日までに予定していた合わせて5つの試合を中止にすると発表しました。

この中には渡邊選手が所属するラプターズや、八村塁選手のウィザーズの試合も含まれていて、これまでに新たな日程は決まっていません。

また、NFLでは、この1週間で100人を超える選手に新型コロナの陽性反応が出て、3試合が中止となっています。

このほかNHLも、カナダとアメリカのチームが国境を越えて対戦する試合を中止にするなど、今月だけで合わせて35の試合を中止にしました。

このため、NHLは選手へのワクチンの追加接種を推奨するほか、3日ごとに実施していた検査を毎日行って感染対策を強化するなどして、レギュラーシーズンの遅れを最小限に食い止めたいとしています。