官房長官 沖縄米軍基地 クラスターでマスク着用徹底など要請

沖縄本島北部のアメリカ軍基地で新型コロナの大規模なクラスターが発生していることを受けて、松野官房長官はアメリカ側に対しマスク着用の徹底などの措置を厳格に運用するよう要請したとしたうえで、引き続き地元の不安解消に努めていく考えを強調しました。

少なくとも180人が感染

沖縄本島北部にあるアメリカ海兵隊基地キャンプハンセンでは、最近アメリカ本国から派遣された海兵隊員の感染が相次いで確認され、大規模クラスターが発生しています。

これについて松野官房長官は、午前の記者会見で「アメリカ側からはきょう朝の時点でキャンプハンセンで少なくとも180人が感染していると説明を受けている。アメリカ側は事案を深刻に受け止めており、濃厚接触者の追跡は沖縄県の保健当局と連携しながら対応している」と述べました。

そして、アメリカ側が基地内でのマスク着用の徹底などを含む健康保護に関する措置のレベルを引き上げたとしたうえで「日本政府から措置の運用をさらに厳格化するように要請し在日アメリカ軍からは日本政府の方針に整合的な措置を取ると改めて表明があった。政府としては引き続き地元の方々の不安解消に向けて最大限の努力をしていく」と述べました。