社会

“コロナで十分な実習受けられず” 新人看護師が改めて研修

新型コロナウイルスの影響で学生時代に医療現場での実習を思うように受けられなかった新人看護師を支援しようと、医療系の大学が卒業生たちに改めて研修を行う取り組みが神奈川県で行われています。
この研修は、神奈川県の湘南医療大学が系列の病院と共同で進めているもので、20日は県内の医療機関に就職した新人看護師3人が参加しました。

長引く新型コロナの影響で、医療機関では感染者を受け入れたり院内感染を防ぐため外部からの人の立ち入りを制限したりしていて、看護学生の実習が難しい状況が続いています。

研修では、新人看護師たちが消化器内科や救急などふだんの勤務先とは違う診療科での看護を体験し、先輩の看護師や大学の教員から救急搬送された人の容体を素早く把握する手順などの指導を受けました。

ことしの新人は実習が思うようにできず、現場に出てから不安を感じるケースも多いということで、参加した3人は真剣な面持ちで学んでいました。

参加した新人の1人は「先輩たちの半分ぐらいしか実習を受けられず、就職後も不安だった。今の勤務先とは違う雰囲気で改めて学べて参考になった」と話していました。

湘南医療大学の片山典子准教授は「新型コロナの対応で看護師が不足する中、新人が辞めてしまうと医療の質が低下する。来年の新人も実習を十分に受けられていないので、今後も続けていきたい」と話していました。

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