社会

沖縄 玉城知事 米軍基地の大規模クラスターで外出禁止要請へ

沖縄県にあるアメリカ軍キャンプハンセンで新型コロナウイルスの大規模なクラスターが発生した問題で、沖縄県の玉城知事は、キャンプハンセンに勤務している軍人などの外出禁止を日米両政府に要請する考えを示しました。
玉城知事は20日午後、県庁で緊急の記者会見を開き、アメリカ海兵隊基地キャンプハンセンに勤務する日本人従業員1人が、新たにオミクロン株に感染したことを明らかにしました。

これで、沖縄県内でオミクロン株に感染しているのが確認された人は、合わせて4人になりました。

また、大規模クラスターが発生しているキャンプハンセンでは、最近、アメリカ本国から派遣された海兵隊員180人余りの感染が確認されていることを明らかにしました。

玉城知事は21日に、日米両政府に対し、
▽感染が収束するまでアメリカなどから沖縄県への軍人・軍属の移動を停止すること、
▽キャンプハンセンに勤務するすべての軍人・軍属の基地からの外出を禁止すること、
▽基地内で変異株が分かる体制を早急に構築することなどを求める要請を行う考えを示しました。

玉城知事は「オミクロン株の感染が、基地従業員や周辺住民をはじめ、県内へ拡大するというようなことになれば、県民の心身を脅かし、今までの懸命の努力を水泡に帰すような事態を招くことになる。絶対に看過できない」と強い口調で述べました。

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