沖縄の米軍基地でのコロナ感染 官房長官 米側に対策徹底求める

松野官房長官は訪問先の沖縄県嘉手納町で記者団に対し、沖縄本島北部にあるアメリカ海兵隊基地で新型コロナの感染が相次いでいることを受けて、地元住民の不安を解消するため、アメリカ側に引き続き、感染対策を一層徹底するよう求めていく考えを示しました。

18日から沖縄県を訪れている松野官房長官は、19日、基地の従業員らが新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」に感染するなど、感染確認が相次いでいるアメリカ海兵隊のキャンプハンセン周辺を視察し、近隣の町村長らと意見交換しました。

このあと松野官房長官は、嘉手納町で記者団に対し「地元の方々に不安が生じていることは十分理解している。アメリカ側からは日本側の懸念を十分共有しており、深刻に受け止めていることや、感染者がキャンプハンセン内で厳格な隔離措置下に置かれていることなどの説明を受けている」と述べました。

そのうえで「引き続き、感染拡大防止の措置を一層徹底するよう求め、地元の方々の不安解消に向けて最大限の努力をしていく」と述べ、アメリカ側に感染対策を一層徹底するよう求めていく考えを示しました。