AUKUS初会合 オーストラリアの原子力潜水艦 早期配備目指す

アメリカのバイデン政権は中国を念頭にイギリスやオーストラリアと立ち上げた安全保障の枠組み、「AUKUS」(オーカス)の運営方針を話し合う初めての会合を開き、オーストラリアの原子力潜水艦について早期の配備を目指すことを確認したと発表しました。

アメリカ・ホワイトハウスは17日、声明を発表し、バイデン政権が海洋進出を進める中国を念頭にイギリスやオーストラリアと立ち上げた安全保障の枠組み「AUKUS」について、今月、首都ワシントン郊外の国防総省で3か国が参加して運営方針を話し合う初めての会合を開いたと明らかにしました。

会合は2つのグループで行われ、14日に開かれたオーストラリアの原子力潜水艦に関する会合ではできるだけ早い時期の配備を目指すことを確認し、今後18か月をかけて具体的な行程を検討することで合意したということです。

声明では原子力潜水艦の配備を巡って核の拡散への懸念があることも念頭に、3か国がIAEA=国際原子力機関と協議を続けながらNPT=核拡散防止条約を順守することを確認したとしています。

アメリカは航続距離が長く、能力が高い原子力潜水艦のオーストラリアへの配備はインド太平洋地域での大きな抑止力になるとしています。

また、9日に開かれた先端技術に関する会合では、サイバーや人工知能などの分野で来年の早い時期までに3か国で協力可能な点を探ることで合意したということです。