調布の道路陥没問題 地盤調査の結果に住民から疑問の声相次ぐ

去年、東京調布市で、道路の陥没や地下の空洞が相次いで見つかった問題で、17日夜、東日本高速道路が行った地盤調査の結果などについての説明会が開かれ、住民からは結果に対する疑問の声が相次ぎました。
会社側は、工事の振動が住宅に被害を与えた可能性は否定できないとしたうえで、必要に応じ追加調査を行う方針を示しました。

調布市で行われた説明会は、道路の陥没や地下の空洞の原因とされる地下深くのトンネル工事をした東日本高速道路などが開き、住民およそ50人が参加しました。

東日本高速道路は今月14日、トンネルの真上以外で行った地盤の調査について『工事の振動が地盤を弱めた事実は確認されなかった』などとする見解を公表していて、説明会では担当者が詳しく説明しました。

住民からは「トンネルの真上以外でも家の被害は広がっていて、調査結果との整合性がとれない」とか「採取した土の振動実験は揺れを感じた時間よりあまりに短く、実験の条件が不正確ではないか」などと調査の手法や結果に対する疑問の声が相次ぎました。

これに対し会社側の担当者は、工事の振動で住宅に被害を与えた可能性は否定できないとしたうえで「必要に応じて追加の調査を行っていく」などと回答しました。
住民の河村晴子さんは「真上以外の住宅被害と工事の振動との因果関係について明確な説明がなく、結論ありきの調査だったのではないか。事業者には誠心誠意、説明を尽くしてもらいたい」と話していました。

説明会は18日も開かれます。