3回目接種へ 来年2月 モデルナワクチン500万回分追加配送方針

新型コロナワクチンの3回目接種の前倒しに向けて、後藤厚生労働大臣は17日夜、記者会見で、来年2月上旬、モデルナのワクチン500万回分を追加で自治体に配送する方針を明らかにするとともに、自治体に残っている890万回分の在庫を活用するよう求めました。

この中で後藤厚生労働大臣は、接種の前倒しによって必要になるワクチンについて、来月、配送する予定のモデルナ1700万回分に追加し、来年2月上旬、500万回分を配送する方針を明らかにしました。

また、2回目までの接種のためにすでに配送したワクチンのうち、ファイザーが770万回分、モデルナが120万回分、地方自治体に在庫として残っていることを明らかにしたうえで、3回目の接種に活用するよう求めました。

そのうえで後藤大臣は、地方自治体などに対し「迷惑をかけることになると思うが、ぜひ協力や理解をいただき、国民の命と暮らしを守るために皆で協力しあって乗り越えていこうという気持ちだ」と述べました。

一方、一時的にファイザーのワクチンが不足する懸念があることを受けて「モデルナ社のワクチンの安全性と効果を分かりやすくまとめたリーフレットを作成したので、国民の皆さんにもご覧いただき、接種を検討してほしい」と呼びかけました。