3回目接種 政府の間隔短縮方針受け 都内自治体で前倒しの動き

新型コロナワクチンの3回目の接種をめぐって、岸田総理大臣は、2回目との間隔を原則8か月から6か月に短縮する対象を、高齢者施設の入所者などに拡大する方針を示し、都内の自治体では前倒し接種に向けた動きが出ています。

新型コロナワクチンの3回目の接種について、岸田総理大臣は、医療従事者や重症化リスクの高い高齢者施設の入所者などについて、接種間隔を原則8か月から2か月前倒しして6か月に短縮する方針を明らかにしました。

これを受け、目黒区では前倒し接種の方針を決め、医療従事者については17日以降、区内の医療機関や集団接種会場で前倒し接種が可能になるとしています。

また、高齢者施設の入所者についても当初の予定を前倒しし、早いところでは今月中に接種を開始したいとしています。

このほかの都内の自治体では、江東区、墨田区、世田谷区などが前倒し接種について方針を示していて、このうち、江東区は区内の高齢者施設の入所者について、当初の計画から1か月ほど早めて週明けの今月20日から接種を開始することにしています。

また、墨田区は区内の高齢者の接種について今月中に高齢者施設での接種を始め、来月中旬にはモデルナ製のワクチンを使った集団接種会場を開設したいとしています。

世田谷区は、区内の3つの特別養護老人ホームで当初の予定から前倒しして今月中に接種を開始するとしています。