支援届きにくい年末年始 困窮者に緊急支援実施へ 東京 新宿

生活に困窮する人に年末年始の間、自治体などの支援が届きにくくなるとして、支援グループが、大みそかと元日の2日間、東京 新宿区で食料配布や生活の相談会を緊急に行うことになりました。

これは、労働組合や弁護士などでつくる支援グループが会見を開いて明らかにしました。

それによりますと、新型コロナウイルスの影響が長期化し、失業や収入の減少などで生活が苦しくなっている人が増えているということです。

しかし、年末年始の間は自治体などの支援が届きにくくなるとして、今月31日と来月1日の2日間、東京 新宿区の区立大久保公園で緊急の支援を行うことになりました。

支援グループでは、お弁当やカップめんなどを配布したり、住まいや生活の相談に弁護士などが応じる相談会を行います。

支援グループでは、去年の年末からことしの年始にかけても合わせて3日間、相談会などを行い、およそ340件の相談が寄せられたということです。

支援グループのメンバーで「全労連」の黒澤幸一事務局長は「相談をためらう人が多いと感じます。生活が苦しいのは個人の責任ではなく、社会の問題だと思うので、相談してほしい」と話しています。

「年越し支援・コロナ被害相談村」は、東京 新宿区の区立大久保公園で、
▽12月31日は、午前11時から午後5時まで、
▽1月1日は、午前10時から午後4時まで行われます。