外務省 台湾海峡など含めた海洋問題担う企画官ポスト新設へ

外務省は、中国が海洋進出を強めていることを踏まえ、体制の強化が必要だとして台湾海峡などを含めた海洋問題を担う新しい企画官のポストを来年度から省内に設ける方針を明らかにしました。

中国が海洋進出を強めていることをめぐり、国際社会に懸念が広がっていて、今月11日にイギリスで行われた林外務大臣とアメリカのブリンケン国務長官の会談でも、中国による一方的な東シナ海などでの現状変更の試みに強く反対し、台湾海峡の平和と安定の重要性などを確認しています。

こうした中、17日開かれた自民党の外交部会などの合同会議で、外務省の担当者は外交面でも体制の強化が必要だとして、アジア大洋州局の中国・モンゴル第一課に台湾海峡や沖縄県の尖閣諸島などを含めた海洋問題を担う新しい企画官のポストを来年度から省内に設ける方針を明らかにしました。

林外相「業務著しく増加 体制強化」

林外務大臣は、記者会見で「中国の海洋をめぐる問題に関する業務が著しく増加している中で、情報収集や分析、それに政策立案や対外発信などを機動的に行うためだ。外務省の体制も強化しながら、アメリカなどの普遍的価値を共有する国々とも連携し、中国に対して主張すべきはきぜんと主張し、責任ある行動を求めていく。同時に対話も続け、共通の諸課題については協力していきたい」と述べました。