首相 3回目接種へ ファイザーCEOにワクチン供給前倒し要請

岸田総理大臣は17日朝、ファイザーのブーラCEOと電話で会談し、新型コロナワクチンの3回目の接種に向け、現在のスケジュールから前倒しをしてワクチンを供給するよう要請しました。また両氏は、新型コロナの飲み薬を200万回分確保することで基本合意しました。

新型コロナの3回目のワクチン接種をめぐって、岸田総理大臣は17日、2回目との間隔を原則8か月から6か月に短縮する対象を、医療従事者などに拡大するとともに、一般の高齢者は来年2月以降、接種間隔を7か月に短縮する方針を明らかにしました。

これに先だって、岸田総理大臣は、17日午前6時ごろ、総理大臣公邸でファイザーのブーラCEOとおよそ10分間、電話で会談しました。

この中で岸田総理大臣は、新型コロナワクチンの3回目の接種を円滑に進めるため、現在のスケジュールから前倒しをしてワクチンを供給するよう要請しました。

また両氏は、ファイザー製の新型コロナの飲み薬をおよそ200万回分確保することで基本合意し、納入時期を含めた最終合意に向けて、引き続き後藤厚生労働大臣を中心に交渉を続けていくことで一致しました。

これに関連して岸田総理大臣は、総理大臣官邸で記者団に対し「ファイザー社にはワクチンに関するこれまでの協力に感謝を伝えるとともに、引き続きの協力を働きかけた」と述べました。

コロナワクチンの在庫・契約状況

新型コロナウイルスのワクチンについて、厚生労働省は、2回目の接種に向けた配送を終えた段階で、ファイザーは1600万回分、モデルナは1500万回分の在庫が国に残っていたことを明らかにしています。

また、ファイザーからは来年中に1億2000万回分、モデルナからは来年上半期に5000万回分の追加供給を受ける契約を交わしています。

さらにモデルナのワクチンは、3回目は従来の半分の量を接種することから、少なくとも1.5倍の回数分接種できるとしています。

このため厚生労働省は、3回目の接種に必要なワクチンは、十分に確保できるとしています。

コロナワクチン配送計画

一方、厚生労働省は、2回目の接種から8か月後に3回目の接種を行うことを前提に、ワクチンの配送計画を立てて、自治体に示していました。

具体的には、今月と来月に使う400万回分については、先月までに国の在庫にあったファイザーのワクチンを配送しています。

また、来年2月と3月に使う3700万回分については、国の在庫に加え、新たに供給されるものも活用し、
▽今月、ファイザーを1200万回分、
▽来月、モデルナを1700万回分、
さらに
▽来年2月に、ファイザーを800万回分配送するとしていました。