来年度予算案 防衛費 総額5兆4000億円程度で最終調整 政府

政府は、来年度予算案の防衛費について、戦闘機を支援する無人機の開発・検討に初めておよそ100億円を計上するなど、歳出の総額を5兆4000億円程度で最終調整しており、10年連続で増加し、過去最大となる見通しです。

防衛省は、来年度予算案の概算要求で、5兆4797億円を計上し、今月下旬の予算案の決定に向けて財務省と調整を進めてきました。

その結果、航空自衛隊の次期戦闘機の開発にあわせて、戦闘機と離れた空域を飛行して早期に危険を探知するAI=人工知能を搭載した無人機の開発・検討に初めて101億円を計上するほか、陸上自衛隊の誘導弾を護衛艦や戦闘機などからも発射できる新たな長射程の巡航ミサイルに改良する開発費393億円などが計上されることになりました。

また、配備を断念した新型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の代替策として建造するイージス・システム搭載艦のレーダー改修の費用として58億円が認められました。

こうしたことから、来年度予算案の防衛費は、歳出の総額で、5兆4000億円程度となり、10年連続で増加し、過去最大となる見通しです。

防衛省は、1回の補正予算としては過去最大の7738億円となった今年度の補正予算案と来年度予算案をあわせて「防衛力強化加速パッケージ」と位置づけていて、その総額は6兆円を超える規模になります。