東京都 全入国者の施設待機を緊急要望 オミクロン株感染受け

東京都は、海外から帰国して自宅待機中だった女性がオミクロン株に感染していたことを受け、すべての入国者についてオミクロン株に感染しているか判明するまでは検疫施設で待機させるよう国に緊急で要望しました。

東京都は、アメリカから帰国して自宅待機中だった20代の女性1人がオミクロン株に感染していることが確認されたと発表しました。

女性は検疫所の宿泊施設での待機が求められていない地域から帰国し、成田空港の検疫での検査では陰性だったためその日に自宅待機となりましたが、その後感染が確認されました。

このため都は国に対し、水際対策の強化を求める要望を緊急で行いました。

それによりますと、感染の可能性がある人が自宅に移動することで家族や一般の人と接触するおそれがあるとして、すべての入国者についてオミクロン株に感染しているか判明するまでは、検疫施設で待機させるよう求めています。

都は、水際対策の実効性を高めるため都の宿泊療養施設を待機のための検疫施設として提供していて、国と協力しながらオミクロン株の感染拡大を防ぎたい考えです。