「テラスハウス」めぐりフジテレビなど提訴へ 木村花さんの母

フジテレビの番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんがSNS上でひぼう中傷を受ける中去年5月に亡くなった問題で、花さんの母親がフジテレビと制作会社に対し損害賠償を求める訴えを起こすことになりました。

シェアハウスでの共同生活を記録するフジテレビの番組「テラスハウス」に出演していたプロレスラーの木村花さんは去年5月、SNS上でひぼう中傷を受ける中、亡くなりました。

母親の木村響子さんと弁護団は16日、東京・霞が関で記者会見し、番組の過剰な演出などが原因で花さんはひぼう中傷を受け自殺に追い込まれたとして、フジテレビと制作会社に対して賠償を求める訴えを来年、東京地方裁判所に起こす考えを明らかにしました。

裁判を通して番組の制作過程などを明らかにし責任を追及したいとしています。

また、響子さんの弁護士によりますと提訴に先駆けて番組の台本や未放送の動画などを証拠として調べるよう裁判所に申し立て、ことし10月に認められたということです。

会見で木村響子さんは「問題について真摯(しんし)に説明してくれていれば本音としては裁判までは起こしたくなかったです。会社側は裁判所の決定に応じていませんが、何も演出がなかったならば情報開示できるはずです。花に申し訳ないことをしたと思うのであれば、形ばかりの謝罪ではなく、すべてを明らかにしてほしい」と話しています。

フジテレビ「現段階ではコメントを控えさせていただきます」

木村花さんの母親、木村響子さんが訴えを起こす考えを明らかにしたことについて、フジテレビは「まだ訴訟を起こされていない現段階では、コメントを控えさせていただきます」としています。

また、証拠に関する裁判所の決定については「適切に対応してまいります」としています。

制作会社の「E&W」は「本件につきましては係争中につき、全てコメントは差し控えさせていただきます」としています。