北京五輪まで50日 組織委 中国国内でも確認のオミクロン株警戒

来年の冬の北京オリンピックの開幕まであと50日となるなか、大会の組織委員会は、中国でも新型コロナウイルスの変異ウイルス、オミクロン株の感染者が確認されたことについて「状況を注視している」として警戒を強めていく姿勢を示しました。

来年2月4日に開幕する冬の北京オリンピックまで50日となった16日、大会の組織委員会は北京市内で記者会見を開きました。

この中で、組織委員会のメディア担当者は、中国でも変異ウイルスのオミクロン株の感染者が確認されたことについて「新型コロナウイルスへの対応は大会の開催にとって非常に大きな挑戦となる。我々はオミクロン株の感染状況を注視しており、オリンピックに及ぼす影響を引き続き分析している」と述べ、警戒を強めていく姿勢を示しました。

その上で、選手やスタッフなどと外部との接触を遮断するいわゆるバブル方式の感染対策を徹底する考えを強調しました。

中国では、今週に入ってから天津と広州でオミクロン株の感染者が合わせて2人確認されています。

組織委員会は、今月13日に大会に参加する関係者に向けた感染対策のルールをまとめた「プレーブック」の第2版を公表し、ワクチンの効果を高めるための追加接種を強く推奨するとして、感染対策の強化を促しています。