東北大学病院 3回目接種始まる 医師や看護師など3600人対象

宮城県内でも今月から医療従事者に向けた3回目の新型コロナウイルスワクチンの接種が始まる中、東北大学病院で16日から、医師や実習を行う学生などへの接種が始まりました。

仙台市青葉区にある東北大学病院では、今月16日から27日までの6日間、この病院の医師や看護師、それに実習を行う学生など合わせて3600人を対象に3回目のワクチン接種を行う予定です。

16日は601人が対象となっていて、病院の医師たちは問診をしたあと、ファイザー社製のワクチンを接種していました。

接種を受けた50代の皮膚科の男性医師は「私たちが感染して患者さんに広めてしまうのは絶対に避けたいので、接種できてよかった。皆さんに3回目の接種を積極的に受けてもらいたい」と話していました。

また、東北大学病院の冨永悌二病院長は「新たな変異株の全容を解明しなければならない。第6波が来るかもしれないと言われている中、ワクチンを接種して重症化を防ぐことが今できることなので、頑張りたい」と話していました。

このほか東北大学では、県などと協力し、2回目の接種から8か月を過ぎて市町村から接種券が届いた県内在住の18歳以上の人を対象にした、大規模接種会場を今後開く予定で、
▽今月20日から来年1月13日までは青葉区花京院にある「TKPガーデンシティPREMIUM仙台西口」に、
▽来年1月14日以降はJR仙台駅東口にある「ヨドバシカメラマルチメディア仙台」に、
設置されます。