冬の電力需給厳しく 東電管内の供給増 老朽火力の運転再開へ

この冬の電力需給が過去10年で最も厳しい見通しとなる中、東京電力と中部電力が設立した「JERA」は老朽化した火力発電機を補修し、年明けから運転を再開することになりました。東京電力管内での電力供給の増加につなげるとしています。

年明けの来月4日から運転を再開するのは、千葉県市原市にある姉崎火力発電所の5号機で、16日に、運営するJERAが報道機関に公開しました。

この火力発電機は運転開始から44年がたって老朽化が進んだため、ことし4月に運転を停止し、廃止に向けた準備に入っていました。

しかし、この冬の電力需給が過去10年で最も厳しい見通しとなる中、配管など、およそ40か所を補修して、運転を再開することにしました。

火力発電機の出力は60万キロワットあり、一般家庭およそ170万世帯分の使用量を賄えるということで、JERAは東京電力管内での電力供給の増加につなげるとしています。

姉崎火力発電所の亀井宏映所長は「この冬も安心して電気を使ってもらえるよう、万全の体制で稼働させたい」と話していました。

運転再開について経済産業省は、東京電力管内ではこの冬、電力需給が著しくひっ迫する状況を回避できる見通しになったとしています。