3回目接種 モデルナのワクチンも承認方針 厚労省

新型コロナウイルスワクチンの3回目の接種が進む中、厚生労働省はファイザーに続き、モデルナのワクチンを承認する方針を決めました。来年3月からの職域接種のほか、これまでファイザーを使っていた自治体の個別接種などでも使用する予定です。

モデルナのワクチンについて厚生労働省の専門家部会は15日、18歳以上を対象に3回目の接種に使用することを了承しました。

これを受け厚生労働省は近く承認することにしています。

モデルナがアメリカで行った治験では、これまでの半分の量で3回目の接種をしたところ、接種から1か月後の中和抗体の値が2回目の同じ時期と比べておよそ1.7倍に上昇したということで、厚生労働省は3回目は半分の量を接種することにしています。

また、接種の時期は2回目から6か月以降だということです。

来年6月までに少なくとも9750万回分のワクチンを確保できる見通しだということで、来年3月から始める職域接種のほか、自治体が行う個別接種や大規模接種でも使用する方針です。

厚生労働省は、これまで個別接種にはファイザーのワクチンを配分していましたが、供給量が見通せないため、2回目までファイザーを接種した人に3回目はモデルナを使用する「交互接種」を進めることにしています。

3回目接種 ワクチンの確保は

3回目の接種に使用するワクチンの確保状況です。
厚生労働省は、ファイザーから来年中に1億2000万回分、モデルナからは来年上半期に5000万回分の供給を受ける契約を交わしています。

このうちモデルナは、3回目は半分の量を接種するため注射器にわずかに残ってしまう分などを考慮しても少なくとも7500万回分に相当するとしていて、国が持つ在庫と合わせると9750万回分を確保できるとしています。

一見、3回目に必要なワクチンは足りていますが、厚生労働省は一時的にファイザーのワクチンが不足するおそれがあると見ています。
ファイザーから供給のスケジュールが示されていないためです。

ファイザーのワクチンを接種した人のうち、およそ3800万人は今年度中に3回目の接種対象になりますが、国が現在在庫として持っているファイザーのワクチンは1600万回分にとどまります。

こうしたことから、厚生労働省は、これまでファイザーを使っていた自治体の個別接種で、モデルナのワクチンも使用する方針で、予約する際にファイザーかモデルナかを選べるようにするとしています。

厚生労働省は「ワクチンが不足した場合、3回目もファイザーを希望する人はすぐに接種できない可能性もある。モデルナに切り替えても有効性や安全性に変わりはないので、3回目ではモデルナの接種を検討してほしい」と話しています。