高齢者の転倒 AIで検知し通知 介護施設で実証実験 山形 天童

高齢者の転倒をAI=人工知能が検知して介護施設の職員などに通知するサービスを商品化につなげようと、14日から大手通信会社が山形県天童市内の介護施設と実証実験をスタートさせました。

この実証実験は、高齢者の転倒を素早く把握し、原因を明らかにする仕組みを作ろうと、大手通信会社「NTTコミュニケーションズ」が天童市内にある特別養護老人ホームと始めました。

実証実験では、専用のアプリが入ったスマートフォンを施設内の7部屋に設置し、入居者が転倒した場合、AIがその動きを検知して施設の職員のスマートフォンに正確に通知するかを検証します。

14日は通信会社の担当者が介護施設を訪れ、施設の職員にアプリの使い方や、転倒した場合、どのように通知されるかなどを説明していました。

職員には転倒する前から撮った複数枚の画像が通知されるため、転倒の原因がわかるようになるほか、プライバシーに配慮するため、全体をぼかして表示することができるということです。
実験に協力した特別養護老人ホーム「つるかめの縁」の下河邉信副施設長は「施設の中でも見えない部分があり、その場所での転倒事故は多い。職員の巡視の回数も少なくなり、負担軽減にもつながると思う」と話していました。

また、NTTコミュニケーションズAI推進部門の竹葉良太郎主査は「来年3月には商品化できるようにしたい。また、介護施設だけではなく、1人暮らしの高齢者の自宅でも使えるようにしたい」と話していました。