年末年始 新幹線予約状況 前年より89%増も感染拡大前の約60%

JR各社は14日、年末年始の新幹線の予約状況を発表しました。予約率は33.7%で、新型コロナウイルスの影響で過去最低となった前の年の年末年始よりは予約は増えているものの、感染拡大前の水準のおよそ60%にとどまっています。

JRグループ各社は13日時点で、12月28日から1月5日までの、年末年始の指定席の予約状況を発表しました。

それによりますと、新型コロナウイルスの影響で過去最低の落ち込みとなった前の年の年末年始よりは、いずれの新幹線も増えているものの、予約率は東北新幹線が40.7%、東海道新幹線で30.7%、山陽新幹線で30.6%、九州新幹線で30.8%などで、JRグループ全体の予約率はおよそ33.7%となっています。

予約席数は191万席と、過去最低となった前の年の年末年始に比べては89%の増加となっているものの、感染拡大前の水準の61%にとどまっています。

JR各社は「車内の換気や消毒など、感染対策を行っているので安心して利用してほしい」としています。