ワクチン接種記録約16万件に誤り デジタル庁 自治体に修正要求

新型コロナウイルスのワクチン接種をめぐり、デジタル庁は、国のシステムに登録されたおよそ16万件の接種記録のデータに誤りのあることが分かったとして、来週から接種記録をスマートフォンで証明するアプリの運用を始めるのを前に、自治体側に修正を求めています。

デジタル庁は来週の20日から、新型コロナウイルスのワクチン接種をスマートフォンで証明する専用のアプリの運用を始めることにしています。

これを前にデジタル庁は、アプリを運用するうえで基になるVRS=ワクチン接種記録システムのデータについて、今月3日の時点で登録されているおよそ1億人のうち、およそ16万件に誤りがあることが分かったと公表しました。

接種日が実際と異なり、1回目が2回目よりもあとになっていたり、未来の日付になっていたりしていて、エラーとして検出されたということです。

自治体の担当者の入力ミスなどが原因だということで、デジタル庁はアプリの運用開始を前に自治体側に修正を求めています。