南アフリカ大統領 新型コロナ感染確認 感染防止対策を呼びかけ

新型コロナウイルスの感染が拡大している南アフリカで、ラマポーザ大統領も感染したことが確認され、大統領は国民に感染防止対策の徹底を呼びかけました。

南アフリカ大統領府は12日、ラマポーザ大統領が体調不良のため検査を受けたところ、新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。

症状は軽いということですが、大統領は訪問先のケープタウンで自主隔離に入り、マブーザ副大統領が職務を代行することになりました。

南アフリカ政府は先月25日、変異ウイルスのオミクロン株が検出されたと世界で最初に発表していますが、ラマポーザ大統領がオミクロン株に感染したのかどうかは明らかになっていません。

南アフリカでは、9日には一日の新規感染者が2万2000人を超えるなど、感染が拡大していて、新型コロナウイルスがデルタ株からオミクロン株に急速に置き換わっているとみられています。

ラマポーザ大統領はワクチンの接種を済ませていたということですが、自身の感染を公表するのに併せて、国民に対し「ワクチンは依然として重症化を防ぐ最良の方法だ」として、ワクチンの接種など感染防止対策の徹底を呼びかけました。