ことしの漢字は「金」 京都 清水寺で発表

ことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、「金」の文字が選ばれました。

「今年の漢字」は京都市に本部がある日本漢字能力検定協会がその年の世相を表す漢字ひと文字を一般から募集し、最も多かった字が選ばれます。

ことしは22万3000通余りの応募の中から最も多い1万422票を集めた「金」の文字が選ばれ、京都市東山区の清水寺で森清範貫主が大きな和紙に書き上げました。

「金」が選ばれたのは平成28年以来4回目で、協会は選ばれた理由として東京オリンピック・パラリンピックで日本人選手が多くの金メダルを獲得したこと、大谷翔平選手が大リーグでMVPを獲得したり将棋の藤井聡太さんが、史上最年少で四冠を達成したりするなど各界で金字塔が打ち立てられたこと、それに新型コロナウイルスの感染拡大に伴う飲食店への休業支援金や給付金などお金にまつわる話題が多かったことをあげています。

清水寺の森貫主は「東京オリンピック・パラリンピックは通常とは異なり、コロナ禍でさまざまな制限があるなかで選手たちが頑張った成果が『金』だと思います。私たちも来年も輝かしい1年になるよう努力したいと思います」と話していました。

協会によりますと2番目に多かったのは、1万304票を集めた「輪」で、1位の「金」との票差は過去最も少ない118票だったということです。

岸田首相は「拓」

岸田総理大臣は13日夜、総理大臣官邸で、記者団に対し「ことし東京オリンピック・パラリンピックで日本中が盛り上がった。ことしは金にご縁の深かった年ではなかったかと思う。『なるほどな』と思いながら聞いた」と述べました。

また記者団から「総理にとってのことしの漢字は」と質問されたのに対し「今回の経済対策を『コロナ克服・新時代開拓のための経済対策』と名付けたが、新しい時代をひらく、新しい資本主義を切りひらく、開拓の『拓』。これをことしの漢字にしたい。来年に向けての目標としてこれを選びたい」と述べました。