日米外相会談 中国念頭に「同盟の抑止力・対処力」強化を確認

林外務大臣は、訪問先のイギリスでアメリカのブリンケン国務長官と初めて対面で会談し、中国による東シナ海などでの一方的な現状変更の試みに強く反対し、日米同盟の抑止力や対処力の強化が重要だという認識で一致しました。

G7=主要7か国の外相会合に出席するため、イギリス中部のリバプールを訪れている林外務大臣は、アメリカのブリンケン国務長官と日本時間午後9時すぎから25分間会談しました。

冒頭、両外相は、いずれもかつてバンド活動をしていたことから、ビートルズゆかりの地で初めて対面での会談が実現したことに喜びを伝え合いました。

そして、中国や北朝鮮などの地域情勢をめぐって意見を交わし、地域の安全保障環境が一層厳しさを増す中で、日米同盟の抑止力や対処力の強化が不可欠だとして、引き続き緊密に連携していくことで一致しました。

そのうえで、中国による東シナ海や、南シナ海における一方的な現状変更の試みに強く反対するとともに、台湾海峡の平和と安定が重要だと確認し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて協力していくことで一致しました。

また、両外相は、岸田総理大臣による、できるだけ早期のアメリカ訪問の実現や、外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」の開催に向けて調整を加速することも申し合わせました。

一方、来年の北京オリンピックの「外交的ボイコット」をめぐるやり取りはなかったということです。