「ウィキリークス」創設者 アサンジ被告の身柄 米に引き渡しへ

イギリスで収監されている、告発サイト「ウィキリークス」の創設者、アサンジ被告について裁判所は、身柄をアメリカに引き渡すことを認める判断を示しました。支援者らは上訴する意向で、最終的な司法判断までにはなお時間を要する可能性も指摘されています。

「ウィキリークス」の創設者、ジュリアン・アサンジ被告は、アメリカ政府などの機密情報をネット上に公表し、司法当局から不正アクセスに関わった罪などで起訴されていて、別の事件で収監されているイギリスで裁判所がアメリカ側に身柄を引き渡すかどうか審理を進めてきました。

イギリスの裁判所はことし1月、被告が自殺を図るおそれがあるなどとして引き渡しを認めない判断を示しましたが、日本の高等裁判所にあたる「高等法院」は10日、アメリカに引き渡すことを認める判断を示しました。

裁判所は理由について、アメリカがアサンジ被告に有罪の判決が出た場合、出身地のオーストラリアで刑期を務めることなどを保証したため、自殺のおそれは低くなったと指摘しました。

これに対し被告の支援者らは「できるだけ早く上訴する」としています。

現地メディアは「最高裁判所で争われることはほぼ確実だ」と報じていて、アサンジ被告のアメリカへの移送をめぐる最終的な司法判断までにはなお時間を要する可能性も指摘されています。