ふるさと納税で基準超える返礼品 返金など対応へ 宮崎 都農町

ふるさと納税で全国有数の人気を集める宮崎県都農町が「返礼品は寄付額の3割以下に抑える」という基準を大幅に超える宮崎牛を返礼品として送っていたことが分かりました。

これは10日、都農町の河野正和町長が記者会見して明らかにしました。

都農町はことし8月「1万円の寄付で宮崎牛赤身肉の切り落とし、1.5キログラム以上を送る」という内容で、ふるさと納税の募集を始めました。

人気が集中して10月には肉が足りなくなったため、別の業者に依頼して同等の品の発送を続けましたが、その後この調達に1件当たり最高で8500円かかっていることがわかったということです。

これは総務省が定める「返礼品は寄付額の3割以下」という基準を大幅に超えています。

このため町では今月5日に発送を停止したものの、すでに1万8300件余りの発送を終えていて、残る1万5000件ほどについては、全額を返金するか、額を基準内に収めた新たな返礼品を送るか、どちらかの対応をとるとしています。

都農町は昨年度、ふるさと納税で82億円余りの寄付を集め、全国の自治体でも5位に入っています。

河野町長は会見で「顧問弁護士から指摘があるまで基準に違反していると気づけなかったもので、故意に過大な返礼品を用意したわけではない」と説明しました。

ふるさと納税をめぐっては去年、同様の違反が発覚した高知県奈半利町が制度から除外されています。

総務省は町からの報告を受けて今後の対応を検討することにしています。