高齢者など3回目接種の前倒しに向け準備進める 東京 墨田区

東京 墨田区は新型コロナワクチンの高齢者などの3回目の接種について、政府の対応を見極めながら、前倒しして実施できるよう準備を進めています。

ワクチンの3回目接種は、2回目の接種から原則8か月以上たった人が対象となっていますが、岸田総理大臣は、できるかぎり2回目との間隔を短縮する考えを先に表明しました。

これについて、東京 墨田区の山本亨区長は10日の会見で、政府の対応を見極めながら、前倒しでの接種が可能になった場合の態勢を整える考えを示しました。

具体的には、区内の高齢者の接種について、12月中旬にも高齢者施設での接種を始め、1月中旬にはモデルナ製のワクチンを使った集団接種会場を開設できるよう、準備を進めているということです。

そして、厚生労働省が早急に示したいとしている、2回目との間隔を短縮する対象が決まって前倒しが可能となれば、接種を速やかに進め、重症化リスクが比較的高い65歳以上の高齢者については、2月中旬ごろまでに希望者全員への接種が可能だということです。

一方、10日の会見では、接種までの混乱を避けるため、接種時期の確認ができる「早見表」を作成したことなども説明されました。

山本区長は「私たちができることについては、なんでもやる、という考えでいる」と述べました。