オミクロン株 神奈川県 16人濃厚接触者に 感染者と同じ飛行機

新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」をめぐり、神奈川県は県内に住む16人が国内4例目の感染者と同じ飛行機に乗っていて濃厚接触者にあたると発表しました。

「オミクロン株」をめぐっては厚生労働省が8日、アフリカのナイジェリアに滞在歴があり12月4日に成田空港から入国した男性の感染を確認し、国内で感染が確認されたのは4人となりました。

厚生労働省は同じ飛行機に乗っていた103人の乗客全員を濃厚接触者とみなしていて、神奈川県はこのうち16人が県内に住んでいると発表しました。

県によりますと、このうちの1人は空港の検疫所が確保した施設に入所し、別の1人は県内のホテルで自主隔離を行っているということです。

ほかの14人については県が宿泊療養施設への入所を調整し、このうち9人は9日中に施設に移動する予定だということです。

今のところ陽性が確認された人はいないということです。

千葉県は15人 濃厚接触者

千葉県は、国内4人目の感染者と同じ飛行機に乗っていた濃厚接触者が県内におよそ15人いることを明らかにしました。

厚生労働省は同じ飛行機に乗っていた103人の乗客全員を濃厚接触者とみなしていて、千葉県によりますとこのうちおよそ15人が県内にいるということです。

千葉県内ではこれまでに合わせておよそ40人が「オミクロン株」の濃厚接触者として、健康観察が続けられています。

埼玉県は7人 濃厚接触者

埼玉県は、国内の4例目として感染が確認された男性と県内在住の7人が同じ飛行機に乗っていたことを明らかにしました。

厚生労働省は同じ飛行機に乗っていた103人の乗客全員を濃厚接触者と見なし、埼玉県によりますと、このうち7人が県内在住だということです。

この7人は、空港での検査では陰性だったということですが、県は健康観察を行うため、宿泊療養施設に入るように協力を求めています。

オミクロン株をめぐっては、埼玉県ではこの7人のほかに、これまでに18人が濃厚接触者とみなされ、県が健康観察を行っていますが、今のところ、陽性が確認された人はいないということです。

茨城県は4人 濃厚接触者

茨城県は9日、県内に滞在している4人が国内4人目の感染者と同じ飛行機に乗っていて濃厚接触者にあたると発表しました。

厚生労働省は、同じ飛行機に乗っていた103人の乗客全員を濃厚接触者とみなしていて、茨城県によりますと、このうち4人が県内に在住したり滞在したりしている人だと連絡があったということです。

4人は空港の検疫所の検査では陰性と確認され、県が4人と連絡を取ったところ体調不良を訴える人はいなかったということです。

県は宿泊療養施設への入所を求め入国後14日が経過する12月18日まで健康観察や検査を行うことにしています。

県内ではこれまでに5人が感染が確認された人の濃厚接触者とされ全員、宿泊療養施設に入所していますがいまのところ感染が確認された人はいないということです。