軽石 大量漂着の沖縄 改良した砂利採取の大型船で国が本格回収

沖縄県内の各地に大量の軽石が漂着している問題で、国は海に漂う軽石を回収できるように改良された海底の砂利を採取する大型船を使って、今月から本格的に回収作業を進めています。

軽石の回収を行っているのは、全長およそ100メートルの大型船「RB101」で、NHKの取材班は9日、乗船取材を行いました。

ふだんは海底の砂利を採取し運搬する作業船として使われていますが、漂流する軽石を回収するため、ポンプの設備などが改良されました。

国は、この大型船を使った回収作業を今月から本格的に進めていて、作業は、大量の軽石が漂着し、フェリーの運航に影響が出た今帰仁村の運天港周辺と名護市の羽地内海で行われています。
作業では船体の横に1分間におよそ100トンの水を吸い込むポンプを沈め、海水と軽石を同時に吸引します。

軽石は甲板の中央に設置された置き場に次々と排出され、海水だけが船外に出るようになっています。
集められた軽石は、ベルトコンベヤーを使って陸揚げできるということで、内閣府沖縄総合事務局によりますと、8日までに、およそ700立方メートルの軽石が回収されました。
沖縄総合事務局の石原正豊港湾空港指導官は「県内では、主に陸上から回収が行われているが、海上からも対応できる技術が確立できれば、より速やかに回収できて、船舶の運航への影響を最小化できると考えている」と話していました。